JAきたみらいの各地区で秋まき小麦の収穫が行われる中、相内地区では水稲(きたゆきもち)の防除が7月27日からスタートしました。
例年、病害虫対策としてビーグルと呼ばれる機械を使用し農薬を散布します(一部地区では、無人ヘリコプターを使用)。
相内地区では約200ヘクタールの面積を4台のビーグルを使い、1週間ほどで一斉防除します。
農薬と聞くとあまり良い印象を持たない方もいるかもしれませんが、水稲の生産にとって防除は必要不可欠な作業です。水稲の病害のひとつに「いもち病」があります。いもち病は、稲における最も重要な病害でイネいもち病菌という糸状菌がつくことにより発生し、稲の登熟不足を招き、生産量の大幅な減少、品質・食味等の低下にもつながります。また、水稲にとってカメムシも強敵です! カメムシに吸汁されることにより斑点米(※1)となり等級(※2)が下がる原因となります。
※1【斑点米】米粒に茶色の斑点が残った米
※2【等級】一等米、二等米、三等米で米の良さを表し、形や白度、着色などの観点から判定される
こちらは、7月29日に撮影した水稲の様子です。
収穫作業は、9月下旬から10月中旬ごろまで行われる予定です。