今回は、先月の記事『短期決戦! 秋まき小麦「きたほなみ」収穫の様子をご紹介します』の続編として、収穫された小麦がどこに向かうのかご紹介します。
コンバインによって収穫された小麦は、トラックに積まれて乾燥工場に運ばれます。
トラックはまず、トラックスケールに入り小麦の重量を測定します。この倉庫の下は重量計になっており、トラックが入ると重量が測定できるのです。
小麦の重量を測定する際、サンプルとして一部を吸い上げ水分量も測定します。水分を測定したサンプルは、担当者が品質に問題ないか目視による確認を行います。
重量と水分が確定すると乾燥工場内に運ばれます。小麦は同じ品種でも収穫時の水分がバラバラなため、水分ごとに適切な乾燥を施し、一定の水分に仕上げなければなりません。
小麦の乾燥が終わると、次はふるい等を使って、小麦の粒の重さや大きさ、品質を一定にする「調製」という作業が行われます。その後、資格を持った検査員による厳正な農産物検査により、小麦のランク付けが行われ、等級が決まった小麦は、ようやく全ての工程を終えてサイロで保管されます。
皆さんが普段、スーパーで買っている「小麦粉」になるまでにはもう少し時間が掛かります。工場で乾燥させた小麦を製粉工場に送り、小麦をきめ細かく挽いた後にお店に並びます。私たちが普段何気なく食べているパンやうどんの原料はこのようにして作られているのです。
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