きたみらい酪農振興協議会が北見市の大学で第1回フードバンクを実施しています!

突然ですが,皆さんは「フードバンク」という言葉を聞いたことがありますか?

Food(フード)は食料、Bank(バンク)は銀行、直訳すると「食料銀行」ですが、一般的には、個人(家庭)や企業でまだ食べられるのに処分されてしまう食品を困っている人へ届ける活動のことを総じて「フードバンク」と呼んでいます。

コロナ禍以降、多くの人が食べ物をもらうために会場に集まる映像がニュースなどで報道され、私たちの生活に浸透してきたフードバンク。列に並ぶ人の中には、学生の姿も多く見受けられ、緊急事態宣言等での時短営業や外出自粛によりアルバイトが出来なくなった学生たちが、経済的に厳しい日々を強いられている状況が明るみにもなりました。

きたみらい酪農振興協議会では、「経済的に厳しい学生が北見市にもいるのではないか? 酪農家ならではの助けはできないか?」という思いのもと、フードバンクを通じて乳製品を寄贈することとなりました。北見工業大学は11月11・12日の2日間実施し、北見看護大学へは12月3日に行います。この活動は、昨年からのコロナ禍で飲用乳の需要低迷が続き、脱脂粉乳やバターの在庫が増加している状況も踏まえた乳製品需要拡大運動の一環でもあります。

北見工業大学にて寄贈式の様子
北見工業大学にて寄贈式の様子

寄贈品には、森永製菓の乳製品やJAきたみらいのレトルトカレーを用意。きたみらいの酪農家が生産する生乳を使用している森永乳業の乳製品は、新商品からお馴染みの商品までセレクトして配布しました。

寄贈品

北見工業大学での配布時間は、17時~19時30分。普段、酪農家の多くが搾乳をしている時間ではありましたが、「きたみらいの牛乳が使用されていることを知ってもらいたい!」と農協職員だけでなく役員さんも参加し、フードバンク実行委員会と協力しながら配布しました。

配布前は学生が来てくれるか一同不安でしたが、開始前から学生食堂に長蛇の列ができるほどで、2日間とも予想をはるかに超える学生が集まりました! 学生の皆さんからは「ありがとうございます!」「とってもうれしいです!」との言葉を受け取りました。このような状況下にならなければ生まれなかった機会ですが、大学生との貴重な交流の時間となりました。

長蛇の列
玄関まで続く長蛇の列!
配布の様子
配布の様子 役員さんと学生

なお、今回はフードバンク実施と共に乳製品のレシピも募集しています。厳正な審査のもと、各大学5名のレシピ大賞を選考させていただき、大賞受賞者へは乳製品の詰め合わせを贈呈する予定です。さらに、ユニークなレシピや簡単でおいしいレシピについては、畜産部で料理してブログ記事にするかも!?

次回のフードバンクは、本日12月3日に北見看護大学にて実施します! 看護大学でも多くの学生のもとに乳製品が届くことを期待しています。

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