今回はJAきたみらい特産の「白花豆(しろはなまめ)」について取り上げます。
冬になると豆を食べる機会も増えてくるかと思います。JAきたみらい地域では豆類も多く収穫され、特に白花豆の生産量は日本一です。北海道の生産量の73%がJAきたみらい管内で作付されています。(平成20年度JA調べ)
「白花豆」はその名のとおりまっ白な豆で粒が大きく、一般的には煮豆や甘納豆などに使われます。
白花豆をはじめ豆類は機械作業ができない工程が多く、作業は人の手で行っています。白花豆の播種は5月、手作業で丁寧に蒔いていきます。初夏、女竹(めたけ)とよばれる支柱を圃場に立て、この支柱をつたって白花豆はつるを上に伸ばしていきます。
7月になると白い花が咲きます。
秋になると女竹からつるを外し自然乾燥をした後、選別施設へ移されます。
最終的な選別は一粒ひとつぶ手作業で行います。
先日のFacebookキャンペーンのプレゼントにもありましたが、白花豆を使用した「北海道おんねゆ特産 白花美人」という甘納豆が販売されております。温根湯の道の駅をはじめ北見市内でお土産として長く愛されている商品です。インターネットショップ「オホブラ百貨店」で取り扱っておりますので、気になった方はぜひお試しください。
2016年は国際連合食糧農業機関(FAO)が「国際マメ年」と定め「豆の多くの利点とより賢い豆の使い方を広めていく」としています。
日本の食生活になくてはならない存在の豆類は、私たちの毎日の食事を支えてくれています。醤油・みそ・豆腐・納豆・あんこ等、調理の仕方でさまざまな顔を見せてくれるのが豆のすごいところ。2016年の国際マメ年を機に「豆のおいしさ」を見直してみるのはいかがでしょうか。
最後に「るべしべ白花豆くらぶ」をご紹介します。
るべしべ白花豆くらぶ
留辺蘂町の白花豆のPRと消費拡大、並びに地域の活性化を目的として地元の農商が連携し昨年結成。白花豆のお菓子やレシピの考案、地元の祭りへの協力、自主イベントを行うなど積極的に活動中。
代表:森谷裕美さん(白花豆生産者)
白花豆はお菓子から料理などいろいろな使い方があり、まだまだ可能性の大きい作物の一つです。もっと多くの人に知っていただきたいですし、若い人からお年寄りまで多くの人に食べていただきたいです。