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きたみらい地域は日本一の玉ねぎ産地
きたみらい地域は
日本一の玉ねぎ産地
日本の玉ねぎの生産量を都道府県別でみると、1位は北海道。全国の生産量の約60%以上を占めています。
そして、この最大産地の生産量の約40%は、日本一の玉ねぎの生産地「JAきたみらい」なのです。自然豊かで広大な畑から収穫した玉ねぎを毎年欠かさず約26万トン全国にお届けしています。日々の皆さまの食卓のお料理、そこに含まれる玉ねぎは、「JAきたみらい」産かもしれません。
玉ねぎと一言で言っても、実は色々な種類があるんです。きたみらいで生産している玉ねぎの種類をご紹介します。
JAきたみらい管内は、全国の中でも日照時間が長く、降水量が少ないことで知られています。このため、JAきたみらいの玉ねぎは、たくさんの太陽をあびて成長し、球のしまりがよく、熱を加えることでとても甘くなるという特長があります。
生産量日本一の要因となるのが、長期出荷を可能にしたこと。
多様な品種構成により、8月〜翌年6月頃まで続けて出荷ができるように工夫しています。
雪がまだたくさんある2月中旬の種まきから始まり、4月中旬頃から畑へ植え付け、その後、水撒き、根切り、収穫、乾燥と、生産者が丹精込めて育てています。
全国に出荷していますので、店先で「JAきたみらい」の文字を見かけたらぜひ手に取って味わってみてください。
令和2年度 第50回 日本農業賞 集団の部
大賞受賞
令和3年度 第60回 農林水産祭
天皇杯受賞
JAきたみらいでは、生産者一人ひとりが「日本一の玉ねぎの生産地」ということを自覚し、自信と誇りを持ちながら生産を行っています。玉ねぎに関するスペシャリストとして、「JAきたみらい地域にいけば豊富な種類の玉ねぎがある」「JAきたみらい地域には消費者が求めるものがある」そんな風に思われる生産地を目指しています。
豊富な種類の玉ねぎを始め「安全で安心できる玉ねぎを安定的に供給する」それが与えられた使命という心構えの下、精進を欠かしません。
また、JAきたみらいの玉ねぎが地域の特産品と呼ばれるまでに至ったのは、生産者のたゆまぬ努力に加えて、玉ねぎの販売や流通に携わる関係者の方々、果ては、JAきたみらいの玉ねぎを食べていただいている皆様のおかげでもあります。
消費者・関係者の皆様から「選ばれる産地」として、高品質な玉ねぎを作り続けること、また先人達がしてきたように次の世代に受け継いでいくことが、今後の目標であり課題だと考えています。
明治初期に始まった、玉ねぎ栽培ですが、JAきたみらい管内では大正6年に札幌興農園より種子を購入し、北見市において初めて試作されました。大正期にはえん麦俵や木箱に玉ねぎを詰めて出荷していました。
昭和4年に玉葱バエの発生が確認され、以後昭和30年代前半に玉葱バエ対策防除が確立されるまで被害に悩まされていました。
昭和30年代後半から栽培技術の確立等により面積は徐々に増加し、昭和40年代に入ると作業の機械化がなされ一気に面積が増える事となります。昭和40年代後半には玉ねぎ選別施設も整備されました。
昭和44年には、販売供給体制が確立し現在に至りますが、幾度か価格が暴落する年もあり、生産調整(廃棄処分)を余儀なくされた事もありました。
現在、JAきたみらいは全国一の玉ねぎの生産地として、玉ねぎ生産組織とJAが共に連携を図り、安定供給を全面に掲げた中で、品質の高位平準化に向けた取り組みを実施し、消費者の皆様から『選ばれる・求められる』産地の構築、JAきたみらいブランドの確立に向け邁進しております。
JAきたみらいの玉ねぎは、日本一の生産量を誇っています。
生産される玉ねぎは生育期間によって、極早生・早生・中晩生と大きく分けて3区分あり、それぞれ、生育過程と貯蔵性が異なります。それぞれの特徴を生かして、収穫が行われる8月頃から翌年6月頃まで安定的に出荷を行っています。
玉ねぎの苗を育てるビニールハウス作りが最初の仕事になります。まだ雪の残る中、立てられていたパイプにビニールを掛けていきます。ビニールを掛けてからは、大雪に注意しながらの除雪作業も重要な仕事です。
2月中旬〜3月上旬に掛けて播種(種まき)作業を行います。 育苗ポットと呼ばれる、専用のプラスチックケースに機械で自動的に土と種を入れていきます。
土と種を詰められた育苗ポットは、一枚ずつ丁寧にビニールハウスの中へ並べられます。
この頃のビニールハウス内では、外気温がまだ低い為、内部にも2重にビニールを掛けて温めます。
また、灌水(水まき)作業も実施し、畑へ植える4月中旬~5月中旬まで、元気な苗になるよう、大事に育てます。
4月中旬~5月中旬頃、機械で苗を畑に植え付けます。
降水量が少ない場合は、玉ねぎの生長を促す為に、畑でも灌水(水まき)を行います。
玉ねぎが生長し、葉が倒れ始めると収穫作業の準備段階に入ります。玉ねぎの葉が完全に倒伏してから10日後、根切りと呼ばれる、玉ねぎを土から離す作業を行います。極早生・早生・中晩生と、品種によって、成長のスピードが違う為、根切り作業を行う時期が異なります。極早生種の根切り作業は7月20日頃から開始します。作業効果は玉ねぎの生育を止めます。根切り作業をしなければ、変形球の発生や外皮が薄くなる等、品質に悪影響を及ぼします。
根切り作業を実施してから2週間前後で玉ねぎの葉が枯れあがります。
その状況を確認した後に、デガーと言う機械で4列の玉ねぎが1つの山として寄せられます。
オニオンピッカーと言う機械で玉ねぎを拾い集めます。ピッカーには人が乗って腐敗などを除去して、玉ねぎは葉が付いたままコンテナに詰められます。オニオンピッカー以外に、同時に葉を切りながら収穫をするオニオンハーベスターと言う機械もあります。
収穫し、コンテナに詰められたたまねぎはシートが掛けられて、しばらくの間、畑で乾燥させます。
乾燥作業が終了してから、コンテナに詰められた玉ねぎは定置型タッパーと言う機械によって、葉を切り落とします。さらに、ここでも改めて、腐敗や傷の付いたものがあれば取り除き、コンテナへ詰められます。コンテナへは1基あたり1,300kg程度の玉ねぎが詰められます。
(玉ねぎ個数で概ね6,000個になります)
選別された玉ねぎはJAの倉庫へ搬入されます。集められた玉ねぎは日々の出荷数に合わせて選果が行われます。
選果機にはブラシが付いており、付着した土を落とすと同時に、磨きがかけられます。
選果のラインでは、人の目と手によって、腐敗・キズ・形状をチェックされます。
その後、選果ベルトによって、2L・L大・L・Mの4規格に分けられます。
規格分けされた玉ねぎは箱詰め前に再度、人の目と手によって最終チェックをします。
段ボール箱に20kgずつ詰められます。 JAきたみらいでは5つの選果施設で選果を行っています。1日あたりの最大選果量は60,000箱(約1,200t)となっています。
20tトレーラー、JRコンテナなどの輸送方法で出荷します。上の写真は、消費者の皆さんに顔が見える産地として、トレーラーにイメージキャラクターを描いたものです。「走る広告塔」の役割となっております。
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