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きたみらいの作物
RICE
高品質なお米を安定生産
水稲(もち米)
【出荷時期:10月~翌年4月】
※年度毎に変動あり
JAきたみらいのお⽶
お⽶は「うるち⽶」と「もち⽶」の2種類があり、私たちが毎⽇⾷べている「ごはん」はうるち⽶が使われ、「もち」や「⾚飯」はもち⽶が使われています。
北海道産もち⽶は、作付⾯積‧収穫量共に全国1位、北海道の中でもJAきたみらいの位置するオホーツク管内は上川管内に次ぐ2位となっており、その中でもJAきたみらいのもち⽶は、北⾒市(相内‧上常呂‧北⾒‧端野)、訓⼦府町で⽣産しており、北⾒市は昭和54年、訓⼦府町は昭和57年から「もち⽶団地」の指定を受け、⾼品質なもち⽶の安定⽣産に取り組んでいます。
オホーツク海地⽅の常呂川流域の内陸地帯に位置するJAきたみらいの⽣産地域は、気候は⽇照時間が⻑く⽇中と夜の気温差が⼤きく、湿度も少ない事から病害⾍の発⽣は少ないという特徴があります。
平成15年度には⽔稲⽣産者組織が意志の疎通を図るため、「きたみらいもち⽶振興会」が設⽴され「安⼼‧安全なもち⽶」を⽣産するため地域が⼀丸となり、クリーンな「もち⽶」栽培を実践しております。
また、⻘空講習会や各地域の⽣産者の⽥んぼで⽥植えや稲刈りなどの体験学習を⾏っています。
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作り⼿の思い
私たちは、できるだけ多くの⽅にもち⽶を楽しんでいただき、多くの⼈々を笑顔にしたいと考えています。もち⽶は北海道が作付⾯積‧収穫量ともに全国1位であり、その中でもJAきたみらいを含むオホーツク管内は上川管内に次いで第2位です。きたみらいは全国的にももち⽶の⼀⼤産地となっています。⽟ねぎだけでなく、様々な魅⼒ある農作物がきたみらいには存在していることを知っていただきたいです。また、もち⽶の消費が年々少なくなっていると感じる中で、⽇本のもち⽂化が⾵化することなく続いてほしいと願っています。
技術⾯では、温度管理や適正な施肥などによる丈夫な苗作り、移植後の細やかな⽔管理、農業⽤ドローンを活⽤した病害⾍の防除やICT⽔管理システムの導⼊など、スマート農業技術を取り⼊れた栽培が求められます。その年の気候に応じて、品質を損なわないように適期に収穫することも重要です。
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もち⽶ができるまで
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雪解けが始まる3⽉中旬〜下旬、稲が倒れないようにすることや⾍や病気を防ぎ、5⽉の⽥植えに向け雪解けを早くする、黒い粉状のケイ酸質資材を散布します。
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5⽉中旬〜下旬、⽔⽥に⽔を均等に⾏き渡らせ苗が植えやすくするため、⽥んぼの⼟を細かくし凸凹をなくす、代かきを⾏い、5⽉下旬に全て機械で⽥植えを⾏います。
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⽣育期間を経て9⽉下旬〜10⽉上旬に出来上がり、コンバインで稲刈りを⾏います。
きたゆきもち
JAきたみらいで作付けされている「きたゆきもち」という品種は、道産もち⽶の代表的な品種となることを⽬指しています。⽣産者⼀同が⼼を込めて作り続け、品質の向上に努めます。耐冷性に優れ、⾷感や⾊合いが⾼く評価される「きたゆきもち」は、新しいブランドとして「はくちょうもち」に続く存在です。この品種は冷害に強く、収量が不安定な「はくちょうもち」に代わるもので、炊きあげた後の⾊合いが⽩く、時間がたっても硬くなりにくい特⻑があります。そのため、⾚飯やもち、菓⼦など、様々な⽤途での利⽤が期待されています。「きたゆきもち」は主に上川とオホーツクの両管内で⽣産されています。
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未来に向けて
これからの北海道⽶はまだまだ全国的に注⽬されると思っています。特に北海道のもち⽶は、⽇本のもち⾷⽂化を⽀える重要な役割を果たしており、「安定して良いもの」を全国に供給する責任があると感じています。⾼齢化などにより農家⼾数が減っていく中、JAきたみらいのもち⽶を⼀⼈でも多くの⽅が安⼼して⾷べられるよう、より良いもち⽶の⽣産⽅法を追求し、産地を守っていきたいです。
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