最低気温マイナス20度! 寒暖の差が大きい極寒の地だからこそ愛されるメロンがあります

突然ですが、皆さんは「くんねっぷメロン」をご存じですか? その名の通り、訓子府(くんねっぷ)町で生産されるメロンです。

JAきたみらいが位置するのは流氷で知られるオホーツク海から50kmほど内陸へ移動した先にある北見盆地。夏場は晴天が続き気温30度以上になり、冬場はマイナス20度まで下がります。北海道屈指の寒冷地で、「そだねー」でおなじみのカーリング女子、ロコ・ソラーレ北見の地元でもあります。

その中に位置する訓子府町は日照時間も長く、昼夜の寒暖差が大きいため、糖度が高く甘みの強い作物が育ちます。もちろん「くんねっぷメロン」も例外ではなく、濃厚で舌触りの良いジューシーな果肉とあま~い香りが特徴。北海道でメロンといえば夕張メロンを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、このくんねっぷメロンも引けを取らず、地元の方々に愛される逸品です。夏ギフトとしても人気ですよ。

くんねっぷメロン

くんねっぷメロン栽培の様子

そんな甘くておいしい「くんねっぷメロン」を生産しているのが、「訓子府町メロン振興会」に所属する生産者の方々です。訓子府町メロン振興会では、高品質なメロンを出荷するため、厳正な選果基準を設け、検査員が1玉ずつ丁寧に検査しています。

また各関係機関と連携して、現場での直接指導や講習会の開催など会員のさらなる技術力向上に努めています。今月17日には、ホクレン生産資材課と網走改良普及センターから講師に招き、それぞれ農薬やハウス資材、メロンの栽培管理技術について講演していただきました。会員からも質問・意見があがり双方意義のある講習会となりました。

訓子府町メロン振興会講習会の様子1

訓子府町メロン振興会講習会の様子2

講習会終了後には、毎年1月に行われる「訓子府町メロン振興会総会」が開催され、平成30年度事業決算報告と平成31年度事業収支計画が議題にあがりました。当JAの販売担当職員からは「昨年は着果時期の長雨・日照不足による影響から小玉が多くなったが、販売面では初競りで過去最高額を記録するなど順調なスタートを切り、販売単価も高めのまま推移した」などの話がありました。

訓子府町メロン振興会総会の様子1

訓子府町メロン振興会総会の様子2

今年の「くんねっぷメロン」の植え付けは3月下旬からスタートします。昨年は順調なスタートを切った「くんねっぷメロン」ですが、今年はどんな年になるでしょう。

出荷は例年6月下旬から始まり、皆さんのお目にかかるのはまだまだ先となります。年々暑さを増す日本の夏、強い日差しの照りつける暑い日には、ひんやり冷えた甘くて濃厚な「くんねっぷメロン」をご家族ご友人の皆さんで、ぜひご堪能ください!

くんねっぷメロンイメージ

上部へスクロール