若手農家が野菜作りを考える~訓子府町畑作専門部の試験研究

皆さんは野菜を育てたことはありますか? 家庭菜園をされる方は、野菜の育て方で悩むこともあるかもしれませんね。農業の現場でも、生産者がより良い栽培方法を日々模索し、栽培試験などが行われています。

訓子府町畑作専門部は畑作物(じゃがいもてん菜小麦豆類・スイートコーン・にんにく)の試験研究を行っています。また学習会などを通じて、20~40代の若い世代が一堂に会し、農業経営から栽培技術に至るまで情報交換や共同学習を行うなど、若手農家育成の場にもなっています。近年は訓子府町以外の若手農家も参加できるようになり、より活動の場を広げています。

試験活動の様子1

試験活動の様子2

写真は今年の試験活動の様子で、最適なじゃがいも(馬鈴薯)の株間を調べるために種いもを植えているところです。

株間については昔から議論され、研究されているテーマではありますが、農業機械の性能の進化は日進月歩で、気候変動や消費者の健康意識の高まりなど生産現場を取り巻く環境は年々変化しています。それに応じた技術や品質が必要とされるため、諸課題に対して畑作専門部にかかわらずさまざまな団体や個々の農家で試行錯誤が行われているのです。

新型コロナウイルスによる自粛がまだ継続中の道内ですが、このように農業の現場は毎日動いており、今日も安心・安全・高品質の生産物を供給するための取り組みを行っております。丹精込めて作られた農畜産物を少しでも多くの皆さんがお手に取ってくださることを心から願っています。

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