秋分の日も過ぎ、北海道では秋の気配が濃くなってきました。だんだんと日が短くなり、朝晩冷え込む日が多くなってきています。きたみらい地域では例年この時期に秋まき小麦の播種が行われます。じゃがいもの収穫を終えた生産者さんが来年度産の小麦を一斉にまき始めるのです。
秋まき小麦は名前の通り、秋に種まきをする小麦です。寒い冬をじっと雪の下で耐えた小麦は暖かな春の訪れと共に成長を開始します。そうして越冬した小麦はお盆前、暑い夏の季節に収穫されるのです。きたみらい地域で主に栽培されているのは「きたほなみ」という品種です。白くきめ細かいのが特徴で、麺やお菓子の原料となります。
小麦の種はきれいな緑色をしています。これは播種前に病気を予防するための種子消毒が行われているからなのですよ。
じゃがいもの収穫、秋まき小麦の播種を終えるといよいよ作業も終盤となり、てん菜(ビート)の収穫へ移ります。9月は天気にも恵まれ、滞りなく収穫作業をすることができました。どうか最後まで順調に進み、無事に作業を終えられることを祈っています!