(酪農振興協議会 中島会長)
2年前に広がった新型コロナウイルス感染症によって、私たちの生活はこの2年間で大きく変わりました。働き方はスタイルを変え、会社に行かず、家で仕事をするのが主流に。子どもたちは学校に行くことすらできない時期もありました。そんな外出自粛等により、酪農家は今もなお頭を抱える事態となっています。
全国的な学校休業に伴う給食停止や飲食店の時短営業により、日本中の牛乳消費は落ち込みました。日持ちするバターや脱脂粉乳へと加工するため工場を稼働させていますが、その在庫も増えています。今後、在庫が増え続ければ、最終的には廃棄せざるを得ないかもしれません。
そこで皆さんにお願いです。
牛乳の消費拡大に向け、ご協力をお願いいたします!
今は牛乳の消費と同じくらい、バターや脱脂粉乳をはじめとする乳製品の消費が急がれます。「健康のためにヨーグルトを毎朝食べてみようかな」「寒い季節だからこそ、こたつでアイス!」など気軽に食べられる乳製品を毎日の生活にプラスすれば、消費拡大へと繋がります!
私たち職員も牛乳の購入本数を増やしたり、飲むヨーグルトも買ってみたり。会議等を行う際はお茶の配布に加えて紙パックの牛乳も配布するなどして、自分たちでできることを心掛けています。
私たち個々の消費は小さなものですが、消費者の皆さんが一人でも多く意識して行動することで大きな消費に繋がります。皆さんのご協力をよろしくお願いいたします。