2018年もJAきたみらい地域では、さまざまなじゃがいもを栽培・収穫しました。
じゃがいもは、ビタミン・ミネラル、食物繊維が豊富に含まれているといわれる野菜です。みかんと同程度のビタミンCも含まれ、でんぷんに保護されているので、煮ても焼いてもビタミンCがあまり減らないという特性も。
じゃがいもは一日2~3個食べるだけで、一日に必要なビタミンCを摂取でき、高血圧予防や成人病の予防(低カロリー)にもいいとされる「最高の野菜」です。
さらにJAきたみらい地域のじゃがいもは、長い日照時間と昼夜の寒暖差が大きいという特有の気候により、デンプン質を豊富に含んでいるという特長もあります。
JAきたみらい地域内で「じゃがいも」の栽培が始まったのは、明治30年頃。当初はでんぷん加工用のじゃがいも生産が多かったのですが、徐々に食用のじゃがいも生産がメインとなりました。 そして、平成15年度以降は、生産者個々の品質向上を目的として、専属審査員による品質検査の実施、残留農薬の自主検査を行っています。
また、平成21年からは「近赤外線センサー」によって、じゃがいも内部の空洞や腐れの確認を行い、常時良質なじゃがいもを出荷できるように努めています。
今回は、そんなJAきたみらいのじゃがいもたちをご紹介します。
男爵
北海道での始まりは1908年頃からといわれる歴史あるじゃがいもです。
デンプン質が多くホクホクとした食感。果肉の色が白色、デンプン価が高いため、サラダ・コロッケを中心にどんな調理でも活躍する万能選手です。
きたみらい地域では「イエス・クリーン」「特別栽培」「ECOみらいブランド」「フードプラン」といった、それぞれ栽培基準を設け、皆さまに安心・安全な男爵を提供する取り組みも行っています。
特別栽培減農薬男爵
ECOみらいPOTATO男爵
フードプラン男爵
黄爵(とうや)
デンプン質は男爵よりやや低いものの、芽が浅く、丸いのが特徴で、皮むきがしやすく煮崩れしにくいじゃがいも「黄爵(とうや)」です。果肉が黄色く、気品ある味わいが名称の理由です。
カレーや肉じゃがなどの煮込み料理にはもちろんのこと、サラダなどにも向いています。
クラムチャウダーやピザにも、ぜひおすすめの品種です。
スノーマーチ
男爵などさまざまな種類のじゃがいも栽培で築き上げた技術と、きたみらい地域特有の気候によりデンプン質が豊富で、じゃがいも特有の土臭さやクセが少ない品種。
雪のように白い果肉は見た目がよく、卵型で芽が浅く形もいいため皮むきが簡単。煮崩れもしにくいじゃがいもです。
スノーマーチに含まれるデンプン質は、雪が降る12月頃から少しずつ「糖」に変わります。
低温貯蔵で少しずつ熟成され、出荷終盤の3月にかけて徐々に深みある甘みと風味を味わえるということで、“雪(スノー)が降る頃から3月(マーチ)に向けて美味しくなる” 名称通りのじゃがいもです。
また、「そうか病」や「シストセンチュウ」という病害虫に強く、“スノー(雪)・マーチ(行進)” の名の通り、雪の大地で病害虫に負けない品種です。
「特別栽培」も行われています。
いろいろな料理にぜひ使ってみてください。
トヨシロ、きたひめ
ポテトチップス専用品種として作られた加工用じゃがいもです。油との相性が良く、揚げても黒くなりづらい(焦げづらい)特徴があります。
さやか
サラダ加工用として生産されています。芽が浅く表面が滑らかなので、皮むきしやすく、煮崩れもしにくい特徴があります。
スライスサラダから煮物まで、幅広い料理に適しています。
加工用のじゃがいもはお店に並ぶことはありませんが、こんなにも多様なじゃがいもがJAきたみらいにはあります。
じゃがいもの保存方法や美味しい召し上がり方などは、こちらや「【野菜のマメ知識】玉ねぎとじゃがいもの保存方法」をご覧いただき、ぜひお試しください♪
じゃがいもを使ったレシピ
※2020/10/6追記
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