皆さんは毎日牛乳を飲んでいますか?
小学生・中学生の頃は、給食の時間に牛乳が提供され、多くの人が飲用しています。でも高校生以降になると、人によってバラツキが出始め、成人してからは全く飲用しない人もいるのではないでしょうか。
成人後も20代に骨量のピークを迎えることから、本来は十分なカルシウムの摂取が必要です。また、成人してからは、ストレス過多、デスクワーク中心の仕事をしていると運動不足になりやすく、より一層心身のバランスが崩れることも増え、心身のバランスが崩れたことで免疫力低下に陥りやすくなります。
そんな時、コップ1杯の牛乳を飲むことで、牛乳に含まれるさまざまな栄養成分が、私たちの体を内側からサポートするように働きます。また、牛乳には免疫機能に関係する栄養成分が多く含まれており、中でも免疫機能を支える養分として、たんぱく質、カルシウム、ビタミンA・D・B1・B12、パントテン酸が多く含まれています。
ではここで、パントテン酸・ビタミンB1・B12について簡単にご紹介します!
「パントテン酸」はあまり聞き馴染みのない栄養ですが、ギリシャ語で「あらゆる場所に存在する」を意味し、牛乳以外にもさまざまな食品に含まれています。さまざまな食品に含まれていることから、欠乏することはほとんどないといわれているのですが、コーヒーなどのカフェインを含む飲み物やアルコールを大量摂取する人は、普通よりも多くのパントテン酸を消費しています。パントテン酸は、副甲状腺ホルモンの合成に関与してストレスへの抵抗力をつけるともいわれており、熱に分解されやすい性質もあるので、熱を通さず簡単に摂取できる牛乳を飲むことが一番手軽です!
「ビタミンB1」は、牛乳以外にも穀類や野菜、魚、肉類に多く含まれています。ビタミンB1が不足すると、疲れやすく、食欲が減退したりします。ビタミンB群は体内で関連しながら働いているのです。
「ビタミンB12」は、緑黄色野菜に多く含まれる葉酸と協力して赤血球の生成に関わります。B12が不足すると赤血球の生産異常などを起こすことにつながり、体内のエネルギー生産が十分にできなくなる原因となります。また、末梢神経の修復や中枢神経の脳に関係し、記憶力や精神のバランスにも関与すると考えられています。
このように、心身の健康バランス・免疫力を維持し、健やかな毎日を過ごすためにも、毎日コップ1杯の牛乳を飲んでみませんか?